みなさんは、お布団に入って何分で寝つけますか?
実は、健康な人の平均入眠時間は8分以内。もし15分以上かかっているなら…それはちょっと要注意かもしれません。
今週、都内でテンピュール®の新製品発表会が開催されました。テーマは“暑さによる睡眠負債の解消”。そしてこの日、会場をどよめかせる“ゴジラ級”のサプライズが。ブランドアンバサダーを務める元メジャーリーガー・松井秀樹さんがステージに登場!ニューヨーク在住の松井さんは「行けたら行くかも」というスタンスだったそうですが、まさかの本当に来場。記者席からは思わず驚きの声が上がりました。

メインステージでは、タレントの藤本美貴さんと、筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 副機構長で睡眠研究の第一人者・櫻井武教授によるトークショーが行われ、美容の基本ともいえる「睡眠」について、目からウロコの話が続きました。

みなさんは何分で寝つけますか?櫻井教授によると、健康的な人の平均入眠時間は8分以内。一方で15分以上かかる場合は、睡眠障害の可能性もあるといいます。「え、わたし毎日30分くらいかかるんだけど…」そんな人は、生活リズムや寝る前の習慣を見直すタイミングかもしれません。
“寝だめ”ってできるの?
藤本美貴さんは子育て中ということもあり、毎朝6時起き。平日は5〜6時間睡眠になることもあるそうです。理想の睡眠時間は7時間以上。では、週末にたくさん寝ればリセットできるのでしょうか?櫻井教授の答えは、「寝ないよりは寝たほうがましだが、寝だめをすると体内時計が後ろにずれてしまう」。つまり、月曜日がつらくなる原因にもなるというのです。

睡眠不足がもたらす危険とは?
ついついゲームや動画に夢中になって夜更かししてしまう人も多いはず。でも、睡眠不足は想像以上に深刻です。実は日本人は、労働時間自体は欧米より特別長いわけではありません。それでもOECD33カ国中、平均睡眠時間は最下位。日本人の平均は7時間22分だといいます。睡眠不足が続くと、集中力や判断力が低下します。わずか1時間足りないだけでも、徹夜に近いパフォーマンス低下になるケースもあるとか。さらに、NASAで起きた爆発事故の背景にも、睡眠不足による判断ミスが指摘された事例があるといいます。寝不足は“気合い”でどうにかなる問題ではありません。

質のいい睡眠ってなに?
「深く眠れればいい」と思いがちですが、実は大切なのは“形”。睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠を一晩に4〜5回繰り返すリズムでできています。最初は深く、朝に近づくにつれて浅くなる…これが理想の形。このリズムが崩れると、「寝たはずなのに疲れが取れない」状態になります。

どうやったらぐっすり眠れる?
ポイントは光・音・温度。まず光。できれば真っ暗が理想。怖い人はうっすら常夜灯程度に。音楽やYouTubeを流しっぱなしで寝る人も多いですが、理想は無音。どうしても音がほしいなら、感情を揺さぶらない穏やかなものがおすすめです。
そして意外なのが「暑さ」。近年は熱帯夜が増え、夜になっても体が冷えません。櫻井教授によると、深部体温(脳の温度)が下がることで眠りに入るのだそう。手足から熱を放出し、脳を冷やすことが入眠のカギになります。ハーバード大学の研究では、エアコンの有無で学生の成績に差が出たというデータも。暑さを我慢することは、睡眠の質を下げる可能性があるのです。

美肌をつくるのも、集中力を高めるのも、まずは睡眠から。今夜は、いつもより少しだけ早くスマホを置いて、自分のために8分以内の眠りを目指してみませんか?