「あの子はパッチリ二重でうらやましいな。」「憧れのアイドルみたいな二重まぶたになりたいな」そんな風に一重まぶたにコンプレックスを抱く人は多いのではないでしょうか。
「生まれもった美しい個性のひとつのはずなのに、なぜか自信を持てない」今回は、そんな悩みを抱えている人に届けたい、一重を美しく見せるコスメブランド”JYUNIHITOE”を紹介します。ブランドを手掛ける現役女子高生の野田樹里さん(のだじゅりさん:以下樹里さん)にお話しを聞かせていただきました!

一重だって美しい

―一重まぶた向けのコスメブランドを立ち上げたきっかけを教えてください。
樹里さん:
わたし自身も元々ずっと一重なんですけれども、周りの友人との会話で一重や二重の話がよく出てくるんです。それだけ中学生や高校生にとっても一重か二重かが関心の高いことなんだなと感じていたなかで、わたしの大親友が去年二重整形をしたことがきっかけですね。
彼女は一重まぶたに対して自信が持てず、度々そのようなことを話していたので、一重であることに強いコンプレックスを持っていたように思います。あるとき彼女が別の友人に一重であることを相談したときに、「そんなに一重が嫌ならさっさと二重にしてしまえばいいじゃん」といわれたらしいんです。だけど、彼女自身はそこまで元々一重を嫌っていたわけじゃなかったと思うんですよ。
それなのに、周りの友人との空気感、SNS 上で一重は負け組と発信されていたり、芸能人が二重だったり、一重まぶたに対するネガティブな風潮に影響を受けてしまって二重整形という選択してしまったんだと思います。身近でそういうことを目の当たりにしたことで、一重は悪くないはずなのに、一重は隠さなければならないような存在になっていることにとても違和感があり、同時にくやしさも感じました。
それ以来一重のままの選択肢ってあまりないのかなと考えるようになったんです。コスメショップに行ってもやっぱり一重から二重にする一方的な商品が数多く並んでいますし、一重メイクと調べても二重に見せたりするところから始まる情報が多いことに気づきました。友人の整形をきっかけに一重であることについて考えているうちに、一重がネガティブな存在になっていることに強い違和感を感じたのがJYUNIHITOEの原点になります。
JYUNIHITOEの誕生

―学校で起業を支援するようなプログラムがあって今回コスメをつくられることになったのですか?
樹里さん:
わたしが通う学校では、探求活動やアントレプレナーシップ(起業家精神:困難や変化を恐れず、自ら枠を超えて行動を起こし、新たな価値を創造する精神や能力のこと)に力を入れはじめています。わたし自身は机の上でただ調べているみたいなことがあまり好きではなくて、コスメをつくるために何か行動していきたいなと考えているところで、高校生になって初めて探究活動を経験しました。
先生に積極的にイベントに参加してみたらとアドバイスをもらい、1年生のときからさまざまなイベントに参加していたんですけど、大会などに出てみても全部書類審査落ちが続いてしまっていたんですよね。
そんななかで、高校生2年生になった2025年の夏休みに、名古屋にあるステーションAiというオープンイノベーション施設で開催されている大学生向けの起業家育成プログラムに参加したんです。そのイベントで、運営の方から熱量や行動したからこそ見える景色というのを強く感じたことをきっかけに、ようやくガツガツ行動できるようになりました。個人で応募したこのイベントへの参加からの、2025年8月後半からこのプロジェクトを本格的にスタートした感じになります。
高校生にとってメイクも整形も身近な存在

―樹里さんのお友達で整形した方がいるっておっしゃってるんですけどあの高校生のでも整形してる人って多いんですか?
樹里さん:
はい。整形という選択肢を取った子がわたしの周りにすでに5人います。整形はしなくても、アイプチが二重にするためのメインの方法になっていますし、整形を選ぶ子も増えてきているように思います。
―樹里さん自身も普段メイクをされたりしますか?
樹里さん:
するんですけど、わたし自身は肌がかなり弱くて、メイクするとすぐ肌荒れしてしまうのが悩みです。ただ、一重メイクについて調べているうちに、一重でしか出せないような雰囲気のメイクがとても好きになり、そういうメイクで自分が変わるというところがメイクの好きなところです。
―実際に自分でメイクしてみようとか、はじめてメイクされたのは何歳ぐらいのときでしたか?
樹里さん:
わたしは周りと比べるとかなり遅くて、中学生ぐらいからだったと思います。元々小学校の頃はメイクにあまり興味がなくて、スポーツや自分の趣味に打ち込んでいたり、公園でアクティブに遊んでいたりするような子どもだったので、コスメとかメイクを意識したことすらほとんどありませんでした。中学生、高校生なり、友達との会話でメイクの話題が出てくるようになったり、SNS 上でよく見かけるようになったりして、少しずつ興味を持ちはじめた感じです。
―周りのお友達や高校生でもメイクは学校にはしていかないのかなと思いますが、普段からメイクをしているのでしょうか?
樹里さん:
そうですね。わたしの学校ではメイクは禁止になってはいるんですけれども、メイクをしている子が多いクラスもありますし、スクールメイクというか、学校向けのメイクをして来ている子はとても多いと思います。
2026年夏にJYUNIHITOEのアイシャドウが登場予定

―これから発売する予定のコスメのことを聞かせてください。春に商品を出される予定とのことですが、インスタにあったアイシャドウでしょうか?
樹里さん:
そうです。インスタに載っているものと少しデザインが変わるのですが。当初は春頃を予定していたのですが、わたし自身はじめてのビジネス経験ということや大手の方と契約することもあり、少し予定が遅れています。
例えば肌荒れや、目に入ってしまったときの失明のリスクをいかに少なくするかということを重視したいというわたしの意向がありまして、弁護士の方にも入っていただいて契約をまとめている関係で少しずつ予定が遅れてしまっています。おそらく夏頃になるのではないかなと思います。
学ぶほど、知るほどに立ちはだかる難しさ

―実際につくってみて難しかった部分や、つくったからこそわかったことなどはありますか?
樹里さん:
そうですね、一重のメイクやコスメといっても、最初はよくわからなかったんです。そこでメイクに詳しいメンバーを入れようと思いまして、わたしのほかにもう1人大学2年生の女子のメンバーに参加してもらいました。
彼女は社交ダンスを以前やっていた経験からメイクが上手で、この色とこの色でつくっていこうかななど、実際の色味選定の部分を担当してもらいました。メイクやコスメのことをもっと知るために、最初はプロの意見を聞こうということで美容専門学校に何回もヒアリングをさせていただいたり、教務部の方から貴重なご意見いただいたりしました。
プロの意見を取り入れつつ、 SNS に出ている一重メイクのコツなどを見て学びながら手探りでつくっていた感じではありますが、やっぱり市販のアイシャドウでは出せない色感や組み合わせを研究したいという思いが強くなりましたね。
そこで、その大学生のメンバーがいろいろなアイシャドウをとにかく寄せ集めて混ぜたりしながら試行錯誤をくりかえして、かなりの数の一重まぶたの方にモニターになってもらってメイクをさせてもらったんです。
「この色なら腫れぼったく見えないからOK」とか、「この色はちょっとラメが大粒で立体感出せてないからダメだね」みたいな感じで検証をさせてもらったんですけども、その検証の期間がすごくハードで大変だった記憶があります。
―確かに求めるものにたどり着くまでは大変ですよね。例えば黄色とかオレンジとかにしても色ってたくさん種類がありますよね?そういうのを全部1人1人検証していったということでしょうか?
樹里さん:
はい、そうなります。
―目や肌のトラブルなど安全面のことを気にされているとのことでしたが、安全面を重視すると逆にコストが上がったりとか、別の問題も出てきますよね。このあたりはどうですか?
樹里さん:
そうですね。安全面については検討しているところです。肌荒れ対策としては、原因になる素材はできるだけ避け、最低限の素材をなるべく使用していく方向で考えています。肌トラブルを考慮して成分を選んでいても、やっぱり強く塗りすぎちゃって荒れてしまったり、おすすめしない使い方をしてしまう方もいると思うので、コスト面のバランスも考えていろいろ配慮が必要ですね。
ポジティブになれるメイクの魅力

―なるほど。なかなか難しい部分ではありますね。例えば、小学校などにもし美容の授業があったとしたら、どんなことを学びたかったと思いますか?
樹里さん:
そうですねー、小学校だとどうだろう?わたし自身がはじめてメイクをして自分の変化を実感したのがリップなので、いろんな色のリップを試してみたいですね。例えばマット系のリップとか、プルプルのリップとかをいろいろ試せる機会があったらとても楽しいなって思います。
―ありがとうございます!メイクには不思議な力、自信になるとかコンプレックスが隠せるとかいろいろあると思うんですけど、樹里さんはメイクにはどんな力があると思いますか?
樹里さん:
そうですね。うーん、なんというか、自分を愛するための手段のひとつかなと思っています。メイクをすることで自分に自信を持てるようになったり、自分の良いところを引き出すことができたりとか、なりたい自分に自分の力とスキルでなれるっていうのがとても魅力的だなと思います。自分の良いところを引き出してなりたい自分になるためのテクニック、手段がメイクなのかなと感じています。
JYUNIHITOEのこれから

―何か今後の夢や目標はありますか?
樹里さん:
今後の目標としては、一重まぶたに自信を持って生きられる社会、一重のままでいる選択を自由に取れる社会をつくることを目指しています。JYUNIHITOEは、メイク・コスメというHow to、つまり手段のひとつなんです。
これからもっと美容についても学んでいき、事業展開を進めていくなかで、一重の方が1人でもこのJYUNIHITOEによって一重の自分を愛せるようになればいいなと思っています。ほんの少しでも、一重の自分に対する意識が変わるきっかけになればいいと思うし、自由に一重を楽しめる社会をつくりたいと思っています。
―JYUNIHITOEというお名前は樹里さんが考案されたのですか?
樹里さん:
はいそうです。JYUNIHITOEっていう名前は、一重まぶた向けの何かをやりたいって思いついた日に決めたんです何枚も重ねて着る平安時代の着物の十二単から”重ねる”というところと、”自由に一重”という響きから”自由に一重を楽しんでほしい”という思いを込めてJYUNIHITOEと名づけました。
―ということは、夏頃に出されるアイシャドウのあとも商品開発は継続されるのですね。
樹里さん:
はい!今後も新商品の展開も含めて、JYUNIHITOEというブランドをどんどん広めたいと思っています。ただ、自分もまだ高校生なのもあって資金調達の部分はなかなか難しいところなので、クラウドファンディングを実施することにしました。絶対に成功させて、JYUNIHITOEが一発で終わってしまわないように、たくさんの方に価値を届けられるようにがんばっていきたいなと思っています。
―Beauty Teens Japanとしても、今後樹里さんの活躍とJYUNIHITOEを応援しています!ぜひがんばってください!

JYUNIHITOEのクラウドファンディングの情報はこちら
「女子高生、本気の挑戦 一重瞼コスメブランドJYUNIHITOEを成功させたい!」
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